|
グルーミング |
ネコは知る人ぞ知る綺麗好きです。
いつも体を舐めているのは、体を綺麗にしているのと同時に体の匂いも取ろうとしているんですよ。
もともと狩をする動物ですから自分自身の匂いを取るという習性があります。確かに臭いがぷんぷんしていれば待ち伏せしててもすぐに見つかっちゃいますもんね。
でも、暇さえあれば体を舐めて綺麗にしているネコでもやはり自分で手の届かないところもあります。
そのため飼い主がお手入をしてあげる必要があります。お手入をすることによってネコの健康状態をチェックすることができますし、何よりコミュニケーションが図れます。
毛づくろいをする理由にもう一つ、猫は動揺してどうしていいのか解らないときにも毛づくろいをします。人間で言うところの失敗をして思わず頭をかいてごまかそうとする状況なんかにするんです。ですから飼い主に怒られた後や、木から落ちてしまったところを見られたときなんかに毛づくろいを始めることがあるんです。
本当に、愛嬌のある動物ですよねぇ。
|
|
お手入の仕方 |
ブラッシング
春から夏にかけては、冬の間、保温のために生えていた毛が暑さに対応するために大量に抜け落ちます。その毛をグルーミングで飲み込んでしまうと胃の中に毛玉がたまり、吐いたり便秘の原因になることがあります。
そのようなことが起こらないように、定期的にブラッシングをしてあげてください。長毛種は毎日、短毛種でも週に1回くらいはしてあげてください。ブラッシングは皮膚の血行も良くしますし毛艶も良くなりますよ。
ブラッシングのコツは、まず長毛種は毛先からほぐす様に、その後は短毛種も同じですがブラシを皮膚に直角に当てて毛並みに沿って軽く解かしてあげて下さい。
始めは頭の後ろや首のまわりから始めて背中、腰、しっぽ、最後におなかをブラッシングするのが良いでしょう。
シャンプー
ネコにはほとんど体臭がないので頻繁にシャンプーをする必要はありません。特に屋内で飼っているネコであれば毛が汚れることも少ないので月に1,2度も洗ってあげれば十分でしょう。逆に洗いすぎは、皮膚に必要な脂分を洗い流してしまって皮膚が乾燥し皮膚病の原因にもなりかねませんので洗いすぎには注意が必要です。
ただし、シャンプー剤はネコ専用のを使ってあげてくださいね。人間とは皮脂の成分が違うので毛がパサパサになったりしますし良くありません。
爪きり
ネコの爪が生え変わるときは、爪の外側が剥がれますが、このときにネコは古い爪をはがそうとして爪を研いだりしますのでできるだけ短く切っておいたほうがいいでしょう。ただし、屋外で飼っているネコのつめを切ってしまうと思わぬ事故につながりかねないので注意してください。
爪を切る方法は、まず指の付け根を軽く押して隠れているネコの爪を押し出します。爪には根元から爪の中央付近まで薄くピンク色に透けて見える部分がありますが、ここには血管が通っているので決して切ってはいけません。切っていいのは先のほうの乳白色の部分です。そこをネコ用の爪きりで切ってあげてください。
耳掃除
一般的にネコの耳は綺麗だと思います。せいぜいコットンなどにベビーオイルを含ませて、耳の内側をそっとなでるように汚れをふき取ってあげてください。ネコの耳はデリケートですので強くゴシゴシ拭かないように注意してください。
眼の掃除
ぬるま湯を浸み込ませたコットンかガーゼで眼の周りをやさしく拭いてあげましょう。 |
|
|
ほんとによく寝るよねぇ
寝ることと日向ぼっこは猫にとって大切な仕事なんです。日向ぼっこをすることで体が清潔になって皮膚病の予防になり、分泌される皮脂からビタミンEができるので猫に日向ぼっこは欠かせません。
また、猫は一日14時間程度睡眠をとらなければ生きていてません。これはネコの体が小さくて体力がないためなんです。必要以上に体を動かさず、眠ってはおきるということを繰り返します。だから、猫が眠っているときは無理やり起こさないでいてあげてください。 |
|
体を摺り寄せるしぐさ
猫が飼い主に体を摺り寄せるしぐさ、猫のしぐさの中でも飼い主にとってはたまらない可愛いしぐさの一つですが、これは、猫自身のうれしい気持ちを飼い主に伝えたい時や飼い主を独占したい時にするしぐさです。
この行動は、一般的にはマーキングをするためだといわれています。つまり親しい仲間とにおいの交換をしているということ。愛情を伝えるために猫が飼い主にすり寄り、そうすることでにおいの交換が行われて猫と飼い主は特別な関係を結ぶことになります。猫は信頼している人にしか体を摺り寄せないのでこの行動をとると言うことは猫が飼い主をとても信頼しているということでしょう。 |
|